思いのクセ

ブレる自分を責めなくてもいい

どんな環境にいても
どんな人たちと一緒にいても
自然体で自分らしくいられたらいいのに。
そんなふうに思ったことがありますか?

でも実際は
一日が終わると、
へとへとに疲れてしまう。

そして、
家に帰ると心の底からほっとする。

「仕事を抱えすぎているのだろうか」

「人間関係で気を使いすぎるのだろうか」

一方、いつもカラッとした笑顔で
バイタリティーにあふれた人がいます。

どうしたらあんなふうにブレない人になれるの?
どうしたら自分が中心だという実感が得られるの?

「こんな仕事いつまでもやってられない!」

「なんであんな言葉を気にしているのだろう」

「あの人にどう思われるだろう?」と考えてしまう。

状況や出来事、そして人間関係に
振り回されてしまうと
「ブレない」自分になりたいとか
「自分の軸」を持ちたいと思います。

でも
身も蓋もないのですが

どんなに目指しても
ブレなくなることなんて不可能なんです。

それに、環境を総とっかえすることも
できません。

だからブレないようになるには
たくさんブレるしかありません。

「またか?」というほど
人の感情に振り回されて

「バツゲームなの?」というほど
人の尻拭いをさせられて

「もうこんなのはたくさん!」
というほど痛い目に合いまくること。

そう、徹底的にブレて
ぶれまくるしかありません。

そこまでいくからこそブレに気づけます。

気づければ

大きく崩れることなく
自分を立て直すことができるんです。

そのためには

自分の中に起きていることに気づくこと。

もうひとりの冷静な自分が
環境に飲み込まれていく自分を観ています。

これがいま自分の中に起きていること、
そしてそれをただ観察していくこと。

おもしろいのですが、
「ブレ」を観察し、
その「ブレをゆるせばゆるす」ほど

「ブレをゆるしている自分」という存在が
いることに気づいていきます。

その「ブレをゆるしている存在」が
大事な存在です。

ここまでいけば

「ブレてへばっている状態に
同一化している自分」
から抜け出します。

そこからは
その状態に陥るしくみを知るために
「意識を広げていく」のです。

観察を通して
意識できる範囲を広くしていくのです。

それができるようになれば

どんな環境にいても
どんな人たちと一緒にいても

自然体でいられ
自分らしさとともに
人と関わることができます。

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